
紫電改引き揚げは4月8日に決行!安全祈願を終え最終段階へ
「紫電改・林喜重大尉機引き揚げプロジェクト」は、いよいよ最終段階を迎えました。
4月8日午前の決行に向け、詳細な実施計画と安全祈願祭の様子を速報でお伝えします。
なお、「紫電改・林喜重大尉機引き揚げプロジェクト」は、Yahoo!ニュースでも取り上げられています。
>>阿久根沖に沈んだ旧日本海軍の戦闘機“紫電改” 4月8日に引き揚げへ 81年ぶりの収容作業(2026年3月31日)
4月8日のタイムスケジュールと実施計画
当日の作業は、潮位や海況を緻密に計算した以下の計画で進行します。
- 作業開始:午前8時〜10時をめどに決行。台船は前日から近隣港に待機し、早朝に現地入りします。
- 引き揚げ方法:機体の一体的な回収を目指しますが、状況により胴体と両翼を分ける可能性も検討済みです。
- 満潮時の作業:台船の接地を避けるため、午前10時の満潮時を軸に吊り上げ、速やかに収納を完了させます。
- 米ノ津港への移送:回収後は黒之瀬戸を通過し、出水市の米ノ津港へ向かう計画。潮の流れを考慮し、慎重に移動します。(場合によっては日をまたぐ可能性あり)
- 最終判断:実施の可否は4月7日18時までに決定。中止や延期の情報はSNSおよび公式サイトで発信します。
全関係者が集結!石船神社での安全祈願祭
3月31日、プロジェクトの成功と安全を願い、折口の石船神社にて安全祈願祭を執り行いました。
明け方までの雷雨が嘘のように止み、厳かな空気の中で神事は進行。潜水作業を担う池畑海事、サルベージを統括する外薗建設工業、地元自治会の皆様など約20名が参列しました。
荒々しい潮騒が響く中、宮司様の祈祷により全員が心を一つにしています。

※岩船神社の祭神に玉串を捧げる外薗建設工業・永井専務(撮影:本会メンバー)
慰霊碑参拝と技術的な最終打ち合わせ
神事の後、一行は林少佐の慰霊碑を参拝し、かつてこの空を駆けた英霊に敬意を表しました。
続いて行われた実務者会議では、潜水調査で得られた最新データを共有。外薗建設工業の永井専務を中心に、技術的な難題を克服するための熱い議論が交わされました。
両翼は想定以上の砂に覆われていましたが、池畑海事・岩下社長のご尽力により、まずは右翼の下に吊り上げ用の鉄パイプ設置が完了しています。

※砂を除去し、鉄パイプを組んだ右翼の様子(撮影:岩下一夫氏)
歴史的な瞬間まで、あとわずか。作業者の安全と、紫電改が再び日の目を見る瞬間を祈るばかりです。
寄付のお願い
引き揚げプロジェクトの達成は、私たちの活動の第一歩にすぎません。
機体を引き揚げた後、腐食を止め、未来永劫にその姿を保つための修復と保存処理が待っています。そして最終目標であるミュージアムの設立へ。
この歴史的遺産を後世に遺すために、皆さまのご支援をいただけると幸いです。寄付金の使途やお手続きの詳細は、下記ページをご覧ください。
