
私たちの活動は、一本の情報提供から始まりました。
多くの方々のご支援とご協力に支えられ、有志の集まりから任意団体、そしてNPO法人へと一歩一歩前進してまいりました。
ここでは、調査開始から現在に至るまでの活動の軌跡をまとめてご報告します。
第1期 有志活動(2023年5月~2024年8月)

~何気ない立ち話から、すべては始まった~
すべては「日本軍機が折口海岸に残存している」という一本の情報からでした。
歴史の証人をこのままにはしておけない。その想いを共有する仲間が集い、手探りでの調査が始まりました。
- 2023年5月:O氏より情報を入手、文献や聞き取りによる調査を開始。
- 2023年8月:出水中学校昭和45年卒同窓会にて有志を結成し、活動が本格化。
- 2023年11月:歴史資料との照合により、海底の機体を「紫電改・林喜重大尉機」と特定。 プロジェクトの方向性が定まる。
- 2023年12月:機体の所有権について、財務省九州財務局鹿児島事務所との折衝を開始。
- 2024年4月13日:第1回潜水調査を実施。 海岸線より沖合約300メートルの海底に、ついに機体を確認。
- 2024年6月28日:椎木出水市長へ、機体調査等への支援を求める要望書を提出。
- 2024年7月8日:杉本出水市議会議長へ陳情書を提出。
- 2024年7月21日:第2回潜水調査を実施するも、海中の透明度が低く調査を断念。海の厳しさを痛感。
- 2024年7月〜9月:新聞、テレビ等で活動が広く報道され、全国から多くの激励や反響が寄せられました。
2024年に取り上げていただいたメディア
- NHK:鹿児島 NEWS WEB 様(2024年7月21日)
>>阿久根市沖に沈んだ紫電改 引き揚げに向け現場調査 - 産経ニュース 様(2024年8月31日)
>>旧日本海軍の戦闘機「紫電改」引き揚げ後世に 鹿児島沖、終戦80年目指す - 毎日新聞 様(2024年9月5日)
>>「紫電改」後世に 来夏までの引き揚げ目指しCF 阿久根沖/鹿児島
第2期 任意団体としての活動(2024年9月~2025年2月)

~想いが形となり、支援の輪が広がる ~
全国からの注目を追い風に、活動をさらに本格化させるため任意団体を設立。市民報告会などを通じ、地域社会との連携を深めていきました。
- 2024年9月6日:財務省九州財務局鹿児島事務所を再訪問し、引き揚げに向けた協議を継続。
- 2024年9月:任意団体「紫電改・林大尉機を引き揚げる会」を正式発足。 寄付金の募集をスタートしました。
- 2024年9月19日:特攻碑公園内の慰霊碑に、林喜重大尉と、共に戦った清水信一飛曹のお名前が追刻される。
- 2024年10月5日:第3回潜水調査を実施。水中遺産写真家の山本氏らの協力のもと、厚い砂の堆積の中から機体の一部を撮影することに成功。
- 2024年10月16日:阿久根市「風テラス」にて、阿久根市民向けの報告会を実施。
- 2024年11月27日:出水市中央公民館にて、出水市民向けの報告会を実施。
第3期 NPO法人としての活動へ(2025年1月~現在)

~未来へつなぐ、新たな挑戦~
この歴史的プロジェクトをより公的で透明性の高い活動として推進するため、NPO法人化。専門家との連携も本格化し、紫電改の引き揚げ計画が具体的に動き出します。
- 2025年1月15日:NPO法人設立に向けた第1回会員総会を開催。
- 2025年2月5日:東海大学海洋学部の木村尚(たかし)准教授らによる第4回潜水調査を予定するも、記録的な大雪のため4月に延期。
- 2025年2月28日:特定非営利活動法人「北薩の戦争遺産を後世に遺す会」が鹿児島県より認証され、正式に発足。
- 2025年4月16日:出水市特攻碑慰霊祭にて活動内容を紹介するブースを展示。午後は本会主催の慰霊ツアーを実施。
- 2025年4月18日:延期となっていた東海大学・木村准教授チームによる第4回潜水調査を実施。科学的なアプローチでの調査が始まる。
- 2025年4月19日:東海大学チームとの共同記者会見を実施。テレビ7社をはじめ、多くのメディアが出席し、高い関心が寄せられた。
- 2025年4月21日:林喜重大尉の命日。戦死された場所に建つ慰霊碑前にて、本会主催の慰霊祭を斎行。
- 2025年7月2日:本会代表が、神奈川県鎌倉市の報国寺にある林大尉の墓を訪れ、活動の進捗を報告。
- 2025年7月5日:テレビ朝日系列のお昼のニュースにて、本会が所有する源田實(三四三空司令)の資料が紹介される。
- 2025年7月19日:出水市中央公民館にて、第2回目となる出水市民向けの報告会を実施。
- 2025年7月23日:クラウドファンディングの募集を開始
- 2025年8月29日:クラウドファンディングの募集を終了、このプロジェクトは、全国の 189人の皆さまのご支援により、2,416,048円の資金を集め、 2025/08/29に募集を終了しました。
- 2025年10月8日:クラウドファンディングにご協力いただいた皆さまへ写真集、調査報告書などの返礼品を発送しました。多くの皆さまからご好評をいただきました。
- 2025年10月28日:第2回会員総会を開催。激動の1期目を振り返るとともに、2期目の活動に向けて活発な意見交換を行いました。併せて来年の引き揚げを担当するプロジェクトチームを発足させました。
- 2025年12月末:引き揚げ作業をご担当いただく協力企業、ご支援いただく行政機関等との調整を進めています。
- 現在、2026年4月をめどに機体の引き揚げを行う方向で準備を進めています。
2025年7月5日、ANNニュースの公式YouTubeチャンネルでも紹介していただきました。
寄付のお願い
引き揚げプロジェクトの達成は、私たちの活動の第一歩にすぎません。
機体を引き揚げた後、腐食を止め、未来永劫にその姿を保つための修復と保存処理が待っています。そして最終目標であるミュージアムの設立へ。
この歴史的遺産を後世に遺すために、皆さまのご支援をいただけると幸いです。寄付金の使途やお手続きの詳細は、下記ページをご覧ください。
